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プロテインは常温で保存しても大丈夫?保管時のコツも解説!

定期的に運動やトレーニングをしているから、ダイエットや健康のためになどの理由でプロテインを習慣的に飲んでいる方も多いかと思います。

大容量の方がお得だからと思いたくさん購入したけど使い切るまでに思ったより時間がかかってしまい、保存状況が心配。ずっと常温保存で大丈夫かな?などと感じている方も多いかもしれません。

今回は、プロテインの正しい保存方法についてお伝えします!

未開封のプロテインは常温保存でOK

まず、食品を無駄なく安全に食するためには、プロテインに関わらず、食品を購入したらまずはパッケージの表示を見るようにしましょう。なぜなら、食品のパッケージには、『開封前の保存方法を、食品の特性に従い、具体的かつ平易的な用語で、流通、家庭において実行可能な表現で表示する。』1)と定められているからです。

プロテインも食品なので、パッケージには必ず保存方法の記載があります。GronGプロテインパウダーのパッケージにももちろん保存方法の記載がされており、『高温多湿、直射日光をさけ、なるべく冷暗所で保存してください。』といった内容になっています。(製品によって違う場合もありますので、必ずご購入製品で確認お願いいたします。)

そのため、開封前については上記条件を満たした状態であれば、常温保存で問題ありません。

開封後のプロテインは常温保存できる?

プロテインパウダーの場合は、開封後もしっかりと封を閉じてあれば常温保存で問題はありません。ただし、封を開けてしまった場合にはどんなに密閉しても、長期間の保存はおすすめしません。

開封後のプロテインの「長期」保存は不向き

プロテインパウダーは、特性上、比較的長持ちしやすい食品です。生ものや水分量の多い食品に比べれば長期保管可能とも考えられますが、油断は禁物です。

開封後はなるべく早めに消費しよう

パッケージには、『保存方法』と合わせて『賞味期限』もしくは『消費期限』の表示も必ずされています。(一部、賞味期限の表示が免除される食品もあるため、例外もあります。)

賞味期限とは、おいしさなどの品質が保たれる期限のことであり、消費期限は安全に食べられる期限のことを指します。消費期限の場合は、その期限を超えると安全ではない可能性が高いので期限後の摂取は絶対におすすめできません。一方で賞味期限の場合には、期限を超えたからといってすぐに健康を害するような可能性は低いです。

だったら、プロテインは賞味期限表示だしそんなに焦って消費しなくても問題ないのでは?と思うかもしれませんが、注意が必要です。それは、賞味期限は未開封の状態でかつ正しい保存方法を守っている場合においしさなどの品質が保たれる期限のことだからです。 そのため、開封後は外気や湿気など様々な条件下にさらされることにもなりますので、品質の維持の保証がされなくなります。

開封後、特に数か月も経ったもので体調不良が起こったとしても、因果関係の証明も難しいため、自分の身を守るためにも早めに消費するようにしましょう。

常温保存とは15~25度で保存すること

開封後もしっかり密閉して、できる限り早めに使い切れば、常温保存で良いことは分かったけど、それなら、室内に置いておく分には問題ないってこと?と感じた方もいるかもしれません。

第十八改正日本薬局方2)によると、常温とは15℃~25℃だそうです。一方、室温は1℃〜30℃で、冷所は1℃~15℃と記載されています。

なので、基本的には、室内の保管で問題ないと思いますが、真夏の場合には、室内でも平気で30℃を超える日も多いので、注意が必要ですね。真夏の車内においては70℃以上になるともいわれていますので、さらに注意が必要です。

冷蔵庫保存は可能?

中には、冷蔵庫保存をしているという方もいらっしゃると思います。

長期間、どうしてもプロテインの摂取ができないといった状況などであれば、冷蔵庫保存をすることが有効な場合もあるかもしれません。しかし、定期的に摂取している場合、私はあまり冷蔵庫のおすすめはしておりません。

その理由は、冷蔵庫で保存をすると使用する際には、常温に出す必要があるからです。当たり前に思うかもしれませんが、冷蔵庫の温度は一般的に2、3℃です。常温とは10℃~20℃、夏場であればそれ以上の差があります。その場合、温度差が大きければ大きいほど、水蒸気が水に変わり、結露が発生します。また、冷蔵庫内においても、開け閉めが多い場合などは結露が発生している場合も多いといわれています。結露は放置しておくと、食品の劣化を進めたり、カビの発生原因にもなりえます。

もし、冷蔵庫保存をする場合には、すばやく冷蔵庫に戻すように心がけてください。

また、冷蔵庫内にはたくさんの食品が入っていることが多いかと思いますが、においの強い食材が保管されている場合には、におい移りする場合もあります。におい移りが原因で健康を害するような可能性は少ないですが、本来の風味が損なわれてしまう可能性があります。

プロテインが飲めないと判断する基準

✕(バツ)マークをしている男性

パウダーが固まった

プロテインの主原料は、乳清たんぱくや大豆たんぱくが主流です。どちらも乳や大豆などの食材由来なので個体差もあり、生成方法などによって、そもそも粉質の差はありますので、粉質の変化すべてが劣化のサインというわけではありません。

ただし、開封時はサラサラだったのに、久しぶりに開封したら、固まっているといった場合には注意が必要です。

プロテインパウダーの長期保存が可能な理由のひとつとして、水分量が少ないことが挙げられます。しかし、粉が固まるということは、何らかの原因で水分が含まれてしまった可能性が高いです。

カビの繁殖しやすい条件は『栄養』『水分』『温度』『酸素』です。

プロテインはタンパク質などの栄養が豊富です。先ほども説明したように開封したら外気にも触れますので、水分が含まれたとなるとカビが繁殖している可能性が上がります。

ちなみに、ダニも栄養豊富で湿度・温度が高いところを好みますので水分は危険です。

開封後、経過とともに粉質が変化した場合には、警戒しましょう。

異臭がする

繰り返しになりますが、たんぱく原料は乳や大豆などの食材由来なので、どうしても特有なにおいを感じる方もいます。

ただ、粉質と同様ににおいの変化を感じる場合には要注意です。

カビは、揮発性有機化合物を発生するため、カビが生えると不快なにおいがします。カビの種類にもよりますが、不快なにおいがしたら、処分を検討しましょう。

ダニが発生している

ダニは、体長0.3mm~0.5mmと非常に小さく、どんなにしっかりと封をしたつもりの食品の中からもダニが検出される場合があります。

ダニは肉眼では見えませんが、容器を開けて、振ってもいないのに粉末がカサカサと動くようであれば、ダニがわいている可能性があります。その場合には、残念ながら即処分することをおすすめします。

開封後長期間経過しており、賞味期限も切れている

これまでに説明した通り、賞味期限は未開封かつ、記載の保存条件で保存した場合においしく食べられる期限です。そのため、期限を切れたからといって絶対に危険かというと、そうではない場合もあります。ただし、開封してしまっている以上は、賞味期限も目安のひとつでしかないことも事実です。

そのため、開封後は賞味期限に関わらず、できるだけ早めに使い切ることがベストですが、どうしても食べきれず、上記基準に当てはまらない場合には、以下の日数をデッドラインの目安にしてください。

賞味期限の設定方法は特に決まった方法があるわけではなく、食品の特性や事業者によっても決め方は異なりますが、一般的に実際においしく食べられる日数を確認し、その期間に安全係数をかけて賞味期限を設定することが多いのです。安全係数は事業者によって設定は違いますが、0.8程度の設定が一般的かと思われます。

そのため、賞味期限が1年の製品であれば、念のため安全係数を0.9として計算すると、プラス約1か月は試験上、問題なかった可能性があります。

繰り返しになりますが、開封後は賞味期限に関わらず、できるだけ早めに使い切ることが一番のおすすめであり、決して賞味期限を過ぎても摂取することを推奨するわけではないですが、食品ロスが叫ばれる中ではこういった方法で長期間保存したものを破棄する目安にするのもひとつかと思います。(安全を保証するものではないので、自己判断での実施をお願いします。)

プロテインを常温で適切に保存するコツ

保存容器に入っているプロテイン

直射日光や高温多湿の場所は避ける

多くのプロテインの保存方法に『高温多湿、直射日光をさけて保存する』と記載されていますので、しっかりと指示に従いましょう。

室内でも窓際の日の当たる棚に保管したり、キッチンの水道付近の水が跳ねてかかるようなところの保存、夏場の車内の放置などは避けるようにするのが賢明かと思います。

夏場は特に注意が必要で、室内でも比較的涼しめな暗所に置いておくのが理想的でしょう。

湿気を防ぐため乾燥剤を入れる

プロテインに使用される原料は基本的には吸湿性の高い原料は少ないので、もともとの保存容器に乾燥剤が入っていることは少ないです。つまり基本的には必要はないのですが、これまでに説明した通り、水分は劣化を進め、カビやダニの発生原因にもなりかねません。保存容器が密閉しにくい場合や湿度が高くなる場合には特に乾燥剤の使用を検討していただくのが良いでしょう。

保存容器内にスプーンを入れておかない

プロテインには、専用のスプーンがついていることが多いかと思いますが、そのスプーンもできれば袋の中に入れておかない方が無難でしょう。手で触るスプーンには、見えない菌が付着している可能性もあります。そのため、直接手で触れるスプーンは保存容器内には入れておかない方が長持ちする可能性が高いと考えられます。

また、濡れた状態のスプーンを入れることは、絶対にやめましょう。

密閉容器に移し替える

開封後は、しっかりと密閉して保管することが長持ちの秘訣です。開封後は、外気や湿気など様々な条件下にさらされますが、できるだけ最小限にしておくことが長持ちの秘訣です。信じたくありませんが、空気中には見えない菌もたくさん存在します。

よくある袋タイプの保存袋でも毎回しっかりと閉められればいいのですが、どんなにちゃんとした袋でも、使用しているうちにチャックの粉噛みなどが生じることもあります。しっかりとした閉めたつもりが閉まっていないことが多いという方は、密閉容器の移し替えも検討しましょう!

何日で消費しきるかを計算して購入容量を選定

プロテイン初心者の方などは特に、いきなり大容量を購入することはおすすめできません。 上記の適切な保存をしても、結局は飲み切れず、飲めないと判断する基準に到達する可能性が高いからです。

適切な保存をするために、購入前に自分は定期的にどのくらいのプロテインを飲むつもり、もしくは飲めそうなのかと容量からどれくらいで飲み切れるかの計算をしておくのが良いでしょう。

まず、購入したいプロテインの1回の目安量(1回で必要なタンパク質をとるための製品量)を確認します。また、それを1日もしくは、週に何回必要なのか(飲めそうか)を考えます。

例)1回の目安量が30gのプロテインを毎日1回ずつ飲む場合

  • 1kgの製品なら、約1か月で飲み切ります。
  • 3kgの製品なら、飲み切るまでに3か月ちょっとかかります。

この場合、上記ペースで問題なく飲めそうなら、3kgの購入でも問題なく消費できるかと思います。

消費日数計算

プロテインの容量と1日に飲む回数、1食当たりの量を選択し、計算ボタンを押すとおおよその消費日数が表示されます。ぜひ、参考にしてみてください。

プロテイン消費日数計算
プロテインの容量
1日に飲む回数
1食当たりの量
消費日数

まとめ:開封後はなるべく早く飲み切りましょう

プロテインを作っている男性

プロテインパウダーは、基本的には未開封の状態でも開封後でも常温保存で問題ありません。夏場の保存温度には注意しながら、できるだけ密閉することを心がけ、開封後は早めに召し上がりきることをおすすめします。

参考文献

1)消費者庁. 食品表示基準(早わかり食品表示ガイド(令和6年9月版・事業者向け))

2)厚生労働省. 第十八改正 日本薬局方(通則).

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